【金庫の種類】
金庫には様々に種類がありますが、耐火性能と防盗性能があるものを金庫と定義されています。防盗性能はあるのに、耐火性能が無ければこれは金庫と呼べません。また耐火金庫も防盗金庫もそれぞれに課されるは既定の条件をクリアーしないといけません。大切なものを保管するものですから、しっかりとした性能、そして信頼性が必要です。
耐火金庫
耐火金庫は主に火災対策として火事や火災から燃えやすい紙幣や書類やデータディスクが焼失するのを防ぐために使用されます。 国内では日本工業規格(JIS)、米国ではアンダーライターズ・ラボラトリーズ(Underwriters Laboratories)の規格(UL)に基づき、厳しい耐火試験の基準をクリアしたものが耐火金庫と呼ばれます。
防盗金庫
おもに防犯目的で使われることが多いですが、耐火性能も備えています。簡単に持ち去られたり、こじ開けられたりするようでは防盗と呼べません。ドリルやハンマー、バールなどの破壊行為はかなり強く、ガス熔断にも耐えられるなど簡単に壊せないように作られているのが防盗金庫です。
<引用 JSCA>
【ロックの種類】
金庫の一番大切な部分、要ともいうべきロック機構になりますが、一般的に多く使用されているダイヤル式であったり、テンキー式、シリンダー錠タイプ、マグロックタイプやカードキー、指紋錠タイプさまざまな形式が発売されています。定番というべきダイヤルタイプ、そしてその次に多いテンキータイプを簡単にご紹介していきます。
ダイヤル式
金庫のカギと言えば丸くてグルグル回すダイヤルをイメージしてしまいます。一般的なロック機構ですが、扉のダイヤルを左右に回転さ、番号を順番に合わすと開くようになっています。例えば、右に4回80、左に3回10、右に2回90・・・という具合にダイヤルを回していきます。この操作を毎回するのは手間だという方も多いく、ダイヤルをテープで固定されているのをよく見かけます。番号の控えは必ず保管したほうがよいでしょう。ダイヤル番号が変更出来るタイプと固定タイプがあります。後、スーパーダイヤルと呼ばれるものもございます。
テンキー式
ボタンで暗証番号を入力すると開錠します。ダイヤル式に比べて簡単に番号を押すだけで解錠でき、番号の変更も可能です。内部の電子部品が要で、ソレノイドと呼ばれる部品が電流の動きで作動し、施錠解錠を行います。電池の定期的な交換や内部基盤の劣化で開かなくなることもあります。
【金庫の耐用年数と処分方法】
金庫はいったいいつまでもつのでしょうか?たまに昭和初期、明治時代などのかなり古い金庫を見かけることもありますが、実のところはどうなんでしょう?
金庫の寿命は
金庫には耐火性能としての有効耐用年数があり、基準を製造後約20年としています。あくまで耐火性能でのお話なので、それを過ぎると絶対使ってはダメというわけではありません。ただ耐火性能がなくなってしまうと金庫としては定義されなくなります・・・
金庫の廃棄処分
金庫を廃棄、処分するのは意外と手間で、どこででも処分できるわけではありません。内部にコンクリートのような素材が入っているため、鉄・スクラップ、燃えないゴミ、粗大ゴミとしても廃棄できないのです。産業廃棄物として有償で引き取り業者等で処分することになります。当店でも不要な金庫の引き取りを行っておりますのでご相談ください。
カギテック加西では鍵交換、鍵取替え、鍵修理、新規の鍵取付など、カギに関することなら兵庫県加西市、小野市、三木市、加東市、西脇市、多可町全域 周辺地域に即日対応可能です。